2015年11月1日日曜日

10月28日韓国語説教「主の王国」より



10月28日韓国語説教「主님의 王國」より
▼ティム・エルダー宣敎本部長報告(韓国語 8分半)



食口の皆さん、こんにちは。世界宣教本部で活動しているティム・エルダーです。前にも一度お話ししましたが、今日は皆さんに陽暦の2月に予定されている祝福について注意事項をお話しするためにこの場に立ちました。


これは特に二世家庭、2013年以降に初めて祝福を受けた二世家庭に該当する内容です。2013年2月、天暦で天基5年1月になりますが、そのとき、家庭連合では基元節だといって偽基元節を迎え、偽祝福式を行いましたが、その行事以降に行われた家庭連合の偽祝福式に参席し、そこで初めて祝福を受けられた二世家庭たちは天基7年、来年ですね。天基7年1月6日、陽暦では2月13日までに真のお父様の権威に戻る祝福を受けてこそ、二世家庭の位置を保つことができます。この内容をぜひご参考ください。


これはお父様が聖和される前にお父様が直接、主礼された祝福式を通して祝福を受けた家庭は該当しません。これは基元節と呼ばれているその行事を通して、またはそれ以降にあった家庭連合の祝福式を通して初めて祝福を受けた二世家庭たちに該当する内容です。


何故なのかという質問を時々受けます。その行事には神様がいらっしゃいませんでした。お父様もいらっしゃいませんでした。その行事は何故、偽物なのかということは二代王が説教を通して説明されましたが、韓氏オモニが祝福をお一人で主礼される権限もなく、またサタンとひとつになって行ったものであり、お父様とひとつになってされたものではない、それはサタンが主管する中で行われた行事なので、そこに参席した二世家庭たちは神様の祝福を受けられませんでした。祝福を受けないままに家庭出発し夫婦として性行為をすれば、これは何でしょうか?堕落です。


騙されてそうなったのですが、結果をもって話すならば堕落に間違いありません。神様の祝福を受けずに夫婦関係をもったので。このような方たちをどうにかして救ってあげたい、救う道はないかと考えられ、二代王が与えてくださった恩恵であり、この日までにお父様の権威に戻る家庭は被害者として扱い、二世家庭の位置を保ち、その間に生まれた子供たちも三世の位置を保つことができるようにしてくださるものです。


これはいつまでも続けることはできません。その祝福は偽物だったという内容が毎週毎週出されているではないでしょうか。それにもかかわらず、「いや、これは本物だ。受けた祝福は本物だ」と信じる方はその方たちの選択です。その選択をしたならば責任は本人が持たないといけません。「いや、違った」と知った方たちはソウル聖殿に連絡をし、早くお父様の権威に戻る祝福を受けてください。早く受けないといけません。
ある方々は「じゃ、お父様が主礼された祝福式に参席し祝福を受けた一世はどうなんですか?
期間があるんですか?」と訊ねられます。敢えて言うならば、その方たちは期間はありません。真実を知った時から戻って来られたら、いつでも祝福を受けることができます。


しかし、期間がないといっても期間があります。何の話かというと、私たちはいつ霊界に行くかわかりません。私も今夜眠りについたら、明日の朝必ず目を覚ますという保証もありません。そうではないですか?私たちは誰がいつどうなるかわかりません。しかし私の場合、今夜霊界に行ったとしても大丈夫です。何故かと言うとお父様の権威の中にいるので。二代王から祝福を受けました。しかし、まだ祝福を受けていらっしゃらない方は多少不安かもしれません。


最近、ドイツで悲しいことが起こりました。サンクチュアリ教会の大陸会長が、ドイツのある中心食口を訪ねて行きました。ドイツの家庭連合組織ではとても高い位置にいる食口でした。その方にサンクチュアリ教会について説明しようとしました。しかし、その方は完全に拒絶され「いや、私はそんなことには全く関心ない。帰ってください。」と言われたそうです。


そして約1ヵ月後にその食口は自宅の庭園で仕事をしていたのですが、心臓麻痺を起こして突然に霊界に行かれました。どれほど悲惨なことでしょうか。お父様の権威に戻ることができないまま、霊界に行ってしまいました。皆さんはそのようなことがないように早く真のお父様の権威に戻る祝福を受けてください。


私たちはいつも神様との関係を一番重要視するのではないでしょうか?
その関係をなおざりにせず、まだその祝福を受けていらっしゃらない方は早くソウル聖殿に連絡をし、1日も早くお父様の権威に戻る祝福を受けてください。
以上で報告を終わらせていただきます。ありがとうございました。


▼妍雅任 み言葉 (韓国語 11分)



だいぶ時間が経ったのですが、、実は亨進様の説教が長くなった場合は私の話は抜かすという約束をしたのですが。(苦笑)


では、ある方の証を分かち合いたいと思います。
この方はご主人との関係が大変だったそうです。何故かと言うと、ご主人が経済力が無い方だったそうです。それでいつも夫に対して不満が多くガミガミと小言を言っていたそうです。


そんなある日の夜、不満な思いのまま眠りについたのですが、夢の中で夫が聖和したそうです。夫が突然亡くなり、とても驚きながらも聖和式などの葬儀もすべて終わって正気を取り戻してみると、3人の子どもたちが自分の傍でエンエンと泣いていたそうです。あまりにも生々しくて夢とは思えず、その時になって自分も涙がこぼれてきたそうです。「あぁ、この子たちにはもう父親がいない。父親の愛を受けないでどうやって生きていくんだろうか。もうこれからは父親の愛、夫の愛がないのだな」と考えると涙が溢れ出てきたそうです。そして夢から覚めた時に、神様は私に『夫に対して不平を言うな』ということを、このような衝撃的な方法で語られるのだなと思ったそうです。


亨進様も先ほどお話されましたが、ペンシルベニア・ニューファンドランドで発表された天一国憲法では、神様を中心として、男性が主体、女性が対象で、子女がいる四位基台の形態を現憲法に入れました。そしてそれは変わることはないとおっしゃいました。


私たちが生きている世界では違いますね。私たちが今生きている世界では女性たちに「少女たちよ、大志を抱け」と叫び、女性たちも仕事を持たなければならず、男性と平等でなければならず、女性たちは少女時代、ワンダーガールにならなければならず、そのように女性たちは攻撃的にならなければなりません。女性たちが進取的に達成しなければならい、そのような文化になっており、社会は女性にプレッシャーを与えます。


そして男性は逆にだんだんと女性化しています。男性がスキンズを着て、最近の若い男性は化粧もします。そして銃やナイフを使うことはタリバンかテロ組織ですることであって、現代のモテる男性はそんなことはしない、それは暴力的で危険なものだというように教えます。


しかしその姿には問題があるでしょう。なぜ問題があるかというと、お父様が教えてくださり、聖書に書かれている姿とは完全に反対の姿だからです。書店に行ったときにあるカードが売られていました。そのカードには男性と女性の絵がトイレの標識のように描かれており、女性が男性の頭にパンチを食らわせると男性の頭がコロリと落ちてコロコロと転がる絵でした。下に書いている文章は『女性たちが支配する世界』このように書いていました。


面白いカードで人々の笑いを誘うカードではありますが、そのカードひとつが語る内容に多くのことが込められています。結局、『フェミニズムは正しい』ということを伝えるカードです。もし男性が支配する世界ならば、それは凶悪で独裁主義で道義に外れており、女性が支配する世界はこのように笑える、私たちはこのようなことを見て笑わないといけないと、その小さなカードですが、これは良い事だとそう示しているのです。


しかし、お父様が教えられたことは完全に反対でしょう。お父様は四位基台をお話されました。男性が主体で、女性が対象だ。私がこのような話をすると、ある食口などはこのように話してきます。「あ~!ヨナ様は亨進様のような素晴らしいご主人がいるから、そのような話をすることができるんですよ」とか、「亨進様が、“夫人を愛してこのようにしなさい”とおっしゃるのは、ヨナ様のことがとても好きだからそのようにお話しできるんですよ」と、(そう見てくださるのは感謝ですが)このように話してこられる方がいらっしゃいます。
しかし、実は私も韓国で高校まで世俗的な教育を受けてアメリカで女子大を卒業しました。つまり、フェミニズムの宝庫であり、インキュベーターのような女子大を卒業したわけです。ですから、フェミニズムについて多くのことを学び、それに浸かっている状態だったわけです。そのため、私も四位基台について多く悩み、「何故、フェミニズムがいけないのか?」と疑問を持ちました。しかし、お父様がおっしゃる四位基台が何なのかを切実に実感した時、お父様が悟らせてくださったのだと感じた経験があります。


千字文を暗記するときに、”天(ハヌル, チョン) 地(タン, ジ) 玄(コムル, ヒョン) 黃(ヌルル, ファン)” このように続きます。父親が 息子に「(パム,プン)と言ってみなさい」と言うので、息子はそのとおりに(パム,プン)と言うと、父親が息子の頭をコツンと叩きます。「なんだ!こいつ、(パム,プン)と言えと言っているのに、(パム,プン)と言わないで。(パム,プン)と言いなさい!」と言います。
何の話かというと、風(パム,プン)と言わなければならないのですが、父親は(パム,プン)と言いながら、自分が(パム,プン)と言っているのを知らずに、息子に対して「お前は何故ちゃんと言わないのか」と話しているのです。息子は父親の言う(発音)とおりに言っているわけです。


この話を何故出すのかというと、ここでは、父親と息子ということで出てきますが、子供たちは親がすることを見て、どれほどコピーしているのか、私が5人の子供を育てながら、それを見てとても驚くことがあります。


父親の役割は家庭で頭の立場でしょう。では母親の立場は何でしょうか?何故、母親の立場がそれほど重要なのでしょうか?何故、お父様は女性時代だとお話されたのか、それを悩んで深く考えてみました。そして母親の立場がどれほど重要かといえば、母親は家庭の全ての雰囲気をつくり、左右するのが母親の立場だということを大きく悟りました。


母親が(パム,プン)と言いながら、息子娘に「風(パム,プン)と言いなさい」とは言えないでしょう。子供たちは母親が父親にどのようにするのかを見ながら、その関係を自分がコピーして母親にしてきます。


母親が父親に対していつも不満をもっていて、前では「わかりました」と言いながら後ろでは恨んでいるとか、でなければ、夫に対していつもガミガミ小言を言ったり、大声を出したり、夫に勝とうとしたり、、すると子供たちもそういう関係を見てそのとおりにその関係をコピーして、自分と母親との関係に、でなければ自分の未来の家庭の関係に現れて悪循環するということを子供たちを見ながら感じ、それは神様が悟らせてくださったと思いました。
だから母親の立場、女性の立場がこれほど重要なのだな、女性はこのように感情も豊かで人の面倒
をみれる立場が母親なので、対象の立場でありながら夫を家庭の頭として持ち上げてあげ、夫が神様に侍ることができるように、家庭の雰囲気を作っていくことが女性の役割なのだな、だから、
お父様は四位基台をこのようにしっかりと立てられたのだなと深く悟りました。


ある時は、ご主人が尊敬できないような時もあるでしょう。母親が愛しくない時もあるでしょう。
しかし、私が最初に話した証の韓韓家庭の勧士様(コンサニム)のように、尊敬できないような状況の時でも夫を尊重する時に、子供たちがそれを学び、しっかりとした四位基台を作る中枢的な原則を学ぶようになります。


食口の皆さん、お父様が教えてくださった、その四位基台をまたしっかりとさせる時に、主に栄光を捧げ、神様が願われる理想家庭を築いていけると信じます。
ありがとうございました。


千字文(せんじもん):子供漢字を教えるために用いられた漢文長詩。1000の異なった文字が使われている。(     )内は日本での訓読み音読み。(例)天(あまの, てん) 風(かぜ, ふう)


▼亨進任 祈祷 (韓国語 3分)



天聖経120ページ
私たち人間は血統的にサタンの血統を受け継ぎましたが、それ自体では天の前に帰ることができません。しかし、メシアは絶対に血統復帰をしてサタンが汚した血統を改造しなければなりません。これを転換しなければなりません。ですからメシアは必ず来なければなりません。メシアが来ないことには血統復帰ができないのです。血統復帰をしなければなりません。
(文鮮明み言葉集 172-53 韓国語訳)


愛する天のお父様、感謝、感謝、感謝感謝申し上げます。
お父様、今日、私たちを導いてくださり、あなたの血統がどれほど偉大であるのかを私たちに気づかせてくださいました。
お父様、今や、未来に天一国がやってきている過程で、私たちを教育してくださり、気づかせてくださり、私たちがより素晴らしい天一国市民、主人になれるようにお導きください。


天一国は想像もできない国、サタン王国の歴史からは想像もできない国が天一国であります。
お父様、この国から、あなたから来る、“自由と責任”に全ての市民は感謝します。そこには多くの自由がありますが、責任において互いに保護し、平和軍警察として国を守ることができる、そのように偉大で千年続くことができる国が建てられることでしょう。


お父様、ヨハネ黙示録19章に書かれているように、今やあなたの王国が私たちの目の前にあり、これからその国を実現させていくことができる私たちになれるようにしてください。


もちろん、韓氏オモニの失敗のために、堕落のために審判の歴史が訪れますが、お父様、私たちを
守ってくださり、導いてくださり、あなたの国を建てることができますように、実際の国を建てる天一国主人になれるようお許しくださることを切に願いながら、祝福中心家庭文亨進家庭の名前と三代王権の名前でご報告申し上げます。アジュアジュアジュ

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三代王権ブログ教会のサンクチュアリアンが行くべき道



三代王権ブログ教会は日本サンクチュアリに行くことが望まれているのか
亨進様のご意向を世界宣教部長を通じて伺ってみました。

以下、その回答です。

「上からの強制は望まない。
自由と自然形成のため
三代王権ブログ教会の果たす役割はとても大きい。
これからも一人でも多くの祝福家庭が
真のお父様の権威に戻れるよう
そのような役割を果たすことを期待する。」

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2代目王様のご意向は、
日本のシックの、日本のシックによる、日本のシックの為の新たな教会体制が、
上からの強制ではなく、神様と真のお父様のお導きに従うシック一人ひとりの自由な選択を通して自然に形成されていくことです。

その中で三代王権ブログ教会が果たす役割がとても大きいと認識しておられます。
 
三代王権ブログ教会は、これまで多くのシックが家庭連合から脱会する契機をつくってきました。
2代目王様と国進さまは、これに深く感謝し、サンクチュアリ教会がこれからも継続してそのような役割を果たすことによって、一人でも多くの祝福家庭が真のお父様の権威に戻れるようになることを期待しておられます。
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韓国に反キリストがあらわれる!


「韓国に反キリストがあらわれる! 」

 Name:6500truefamily Date:2015/10/31(土)

ヨハネの黙示録7章
わたしは、刻印を押された人々の数を聞いた。
それは十四万四千人で、イスラエルの子らの全部族の中から、刻印を押されていた。
ユダ族の中から一万二千人が刻印を押され、ルベン族の中から一万二千人、
ガド族の中から一万二千人、 アシェル族の中から一万二千人、
ナフタリ族の中から一万二千人、マナセ族の中から一万二千人、
シメオン族の中から一万二千人、レビ族の中から一万二千人、
イサカル族の中から一万二千人、ゼブルン族の中から一万二千人、
ヨセフ族の中から一万二千人、ベニヤミン族の中から一万二千人が刻印を押された。

とあります。この中で記載されていない族があります。

それは、ダン族です。なぜ、ダン族が記載されていないのか。
その理由が、ウィキペディアに載っていました。

『黙示録の7章にはダン部族は除外されている。
これは、偽典の『12族長の教訓』の中で、
ダン部族の中から反キリストが現れると言われているからという説がある。』とあります。


では、ダン族と縁の深い地はどこでしょうか。
そうです。韓国です。

あるブログからの記述です。
『韓国の檀君神話にも、古代ユダヤの痕跡が見られます。
それは、壇因の子、檀君が天符印三個を受け、
太陽神を引き連れ、太白山の頂にある神壇樹の木の下に降臨し、国を創建したという神話です。
天符印三個は、剣・鏡・勾玉。日本の三種の神器そのものであり、旧約聖書の三種の神器です。
壇因は、韓国における帝釈天の又の名であり、太陽神を引き連れるのは当然です。
そして、旧約聖書メシア降臨と同じように山の頂に降り、
そこには、同じく生命の木である神壇樹が生えていたのです。

また、古朝鮮ができた紀元前2世紀頃、騎馬民族である鮮卑族は、
数百万単位で朝鮮半島に勢力を広げていたことがわかっています。
鮮卑族の古い言語はアラビア語であり、子孫の遺伝子検査の結果、
鮮卑族は、アラブ人(エジプト人とユダヤ人の混血民族)であることがわかっているのです。
朝鮮民族の主軸である扶余族の2代目の王へブルの名前も、
ヘブライ人からの由来であると推測できますし、
天命が下ったアランブルは、同様の神話の内容から、
旧約聖書のアブラハムであることは明らかです。
また、新羅の都市、ソフルは「牛の降臨した所」という意味であり、
シュメール人や古代ユダヤ人が、自らを牛の民と称し、
都を牛の都を呼んでいたことからもその関係は明らかなのです。』


このブログの読者様はすでに、その反キリストが誰なのかご存知でしょう。
亨進様は説教の中で、明言されました。
神様の恐るべき啓示は、
なんと7章において、ダン族の末裔である韓国から反キリストが現れることを、
ダン族を除外することで示しておられるのです・・・。

何気なくネットサーフィンをしていた私を神様はこんな形で私に啓示を教えて下さいました。


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真のお母様の「無原罪性」―「血統転換、私は母胎からなのです」の意味について

日本家庭連合、お母様無原罪論を公式展開

真のお母様の「無原罪性」―「血統転換、私は母胎からなのです」の意味について <真の父母様宣布文実行委員会サイトより>

(文責:教会成長研究院)
 2014年7月1日、真のお母様が「血統転換、私は母胎からなのです。皆さんはそれを信じなければいけません」と語られたことに対して、真のお母様は原理的に間違ったことを語っておられると批判する人がいます。しかし、真のお母様が語られた御言を「原理」の観点から見たとき、お母様は正しいことを語っておられます。そのことについて、以下、説明いたします。

(1)統一原理における「原罪」の定義
 『原理講論』は、「原罪」について次のように定義しています。
 「罪を分類してみれば、第一に原罪というものがあるが、これは人間始祖が犯した霊的堕落と肉的堕落による血統的な罪をいい、この原罪は、すべての罪の根となるのである」(121ページ)
 このように「原罪」は、「霊的堕落」と「肉的堕落」の〝両方の罪〟を指して呼ぶ概念です。

(2)無原罪のメシヤの誕生は、「エデンの園」の再現を意味する
 ところで、真のお父様は「救援摂理史の原理観」の御言で、次のように語っておられます。
 「ザカリヤ夫婦はマリヤを自分たちの家にとどまらせました。(マリヤは)イエス様をザカリヤの家庭で懐胎しました。……ザカリヤの前でエリサベツの助けを受けたマリヤは、レアとラケルがヤコブの家庭で母子が一体になれなかったのを、国家的基準でザカリヤ家庭を通して蕩減する条件まで立てながら、イエス様を誕生させなければなりませんでした。
 (このようにして)歴史以来、初めて神様の息子の種、真の父となるべき種が、準備された母(マリヤ)の胎中に、サタンの讒訴条件なく着地したのです。それによって、地上に初めて、神様の初愛を独占することのできるひとり子(独生子)が誕生するようになったのです」(『祝福家庭と理想天国(1)』36~37ページ)
 真のお父様が語っておられるように、2000年前、ザカリヤを中心に聖母マリヤとエリサベツが一体化することによって、イエス様という無原罪のアダム、すなわち神の独り子(独生子)が誕生されました。聖母マリヤが「独り子」を誕生させたその勝利圏を相続した立場において、金慶継忠母様の聖別された胎中を通じて、真のお父様も無原罪のアダム(独生子)として生まれてこられました。ここで、考えなければならないことは、無原罪のイエス様および真のお父様が「この地上に降臨されるということは、エデンの園で『肉的堕落』が起こる前の『霊的堕落のみ』のときの環境圏が取り戻されたことを意味」しているという点です(太田朝久著『祝福結婚と原罪の清算』光言社、93ページ)
 す復帰された「エデンの園」なわち、イエス様および真のお父様が「無原罪」として生まれられたということは、そのメシヤが現れた圏内(復帰されたエデンの園)においては、一人のアダムと一人のエバ、さらに3人の天使長。すなわち神様を含めれば5人の男性と1人の女性が存在するという、いわゆる失楽園前の「エデンの園」が再現されたことになるというのです【図を参照】
 すなわち、復帰摂理とは、一点から始まって徐々に救いの圏内が拡大して、全体(全人類)へと行き渡っていきますが(『原理講論』246ページ)、無原罪のアダムが到来することで再創造された「エデンの園」においては、まず、5人の男性と1人の女性が存在しているということです。
 真のお父様は、2001年5月8日、「神様は私たちの王であり、真の父母であられる」と題する御言で、次のように語っておられます。
 「エデンの園には、5人の男性がいました。それは、すべての被造世界の男性格主体であられる神様をはじめとして、アダム、そしてルーシェル、ガブリエル、ミカエルの3人の天使長でした。女性は、エバ一人だけだったのです」(「ファミリー」2001年7月号、9ページ)
 また、真のお父様は、次のようにも語っておられます。
 「エデンの園にいる者たちを見れば、女性は一人しかいないのです。女性は一人ですが、天使長は3人いて、アダムがいて、神様も男性的です。神様以外に4人の男性が一人の女性を取り囲んでいるので、警戒すべき問題は正にそれです。善悪の実は、女性の生殖器のことをいうのです」(八大教材・教本『天聖經』1701ページ)
 アダム(メシヤ)が地上に降臨することで再現された「エデンの園」(復帰されたエデンの園)の圏内においては、メシヤは「無原罪」であるために、そのメシヤの前に立たれるエバ(女性)、すなわちアダムの相対として生まれる女性は、「霊的堕落のみの時の救済摂理」を担当する立場において〝予定〟されて生まれてこられます。
 真のお父様は、次のように語っておられます。
家庭連合真のお母様の「無原罪性」を公式展開
真の父母様宣布文実行委員会サイトより
「エバゆえに、本来の理想的なアダムとエバが二人とも壊れたのです。それゆえに、理想的『後のアダム』として来られたイエス様の前に、堕落したエバ、すなわち(聖母)マリヤがイエス様の妻になるエバを復帰してあげなければなりません。復帰するには、マリヤ一人ではできません。創造主がアダムを中心としてエバを造る時も天使長が協助したので、復帰歴史完成のために、『後のアダム』を型としてエバを造る時も天使長が協助しなければなりません。そのようにすることによって、エバが復帰されるのです。
 そして、イエス様と復帰されたエバが一つにならなければなりません。天使と天使長の立場である僕たちが、アダムの立場であるイエス様を中心として、エバの立場である娘を創造したとすれば、その娘は堕落していない神様の娘ではないですか。マリヤとヨセフが、その神様の娘とイエス様を祝福してあげなければなりません。ここで、神様の娘と神様の息子が一つになるのです。
 主管性転倒問題は、エバが行ったことなので、女性が責任をもたなければなりません。それゆえに、マリヤが天使長も復帰してあげるべきであり、アダムも復帰してあげるべきであり、エバも堕落前のエバに復帰しなければなりません。マリヤが、このすべてを復帰しなければなりません。ですから女性は、主管性を転倒しなければなりません。マリヤは、天使長とアダムとエバ、この三つを復帰するだけでなく、神様の心情まですべて探し立てなければなりません。
 それをすることによって、神様のみ旨と人類の目的が成し遂げられるのです。神様が4000年間願ってこられたみ旨と、人類が今後天国を成し得る起源が、ここでできるのです。ですから、これが人類の目的点となってきたのであり、神様の目的点となってきました。
 アダムとエバが愛を結び、愛を完成すれば、そこから完全なものへの出発がなされるのです。それゆえに、主管性転倒を必ずしなければなりません。(1971.1.1)」(八大教材・教本『天聖經』2147ページ)
 このようにして、聖母マリヤの命懸けの絶対信仰によって、エバが「アダムを堕落させた罪」を蕩減したという条件を立てた基台の上において、「堕落していない神様の娘」を迎えなければならないのです。

(3)メシヤと新婦には、三天使長(三弟子)の協助が必要
 そこには、当然、三天使長(三弟子)がいなければなりません。その天使長の立場に立つ人物は、例えば、洗礼ヨハネがイエス様よりも6か月年上であったように、先に天使長が遣わされなければなりません。それと同様に、真のお父様の洗礼ヨハネであった金百文牧師は1916年生まれであり、お父様より4歳年上でした。また、お父様が「劉協会長は、先生よりも6歳年上でした。洗礼ヨハネも、イエス様より6か月年上でした。ですから、劉協会長は洗礼ヨハネの立場にあったのです」と語っておられるように、劉孝元協会長もお父様より6歳年上でした。
 このように、神様は、先に天使長を造り、それからアダムを造り、そのアダムのあばら骨からエバを造ったために、復帰(再創造)においても、神様は先に天使長を準備され、その天使長を準備してから、真のアダムであるイエス様や真のお父様がお生まれになるのです。
 そして、アダムの相対(妹の立場)となるよう予定されて生まれてくる女性は、アダムの近しいところから誕生されるのだと言えます。イエス様の場合、マリヤとエリサベツの一体化とその絶対信仰によって、洗礼ヨハネの妹がその特別な使命をもって、無原罪のメシヤの前に「霊的堕落のみの時の救済摂理」を担当するように予定されて生まれてきました。お父様は、次のように語っておられます。
 「天使長が、アダムと兄妹のように育ったエバ(妹)を、偽りの愛で堕落させたのを、根本的に(蕩減)復帰すべきイエス様です。したがって……イエス様は、天使長型の(人物の)妹を妻として迎えなければなりません。彼女がまさしくザカリヤの娘、洗礼ヨハネの妹なのです」(『祝福家庭と理想天国(1)』38~39ページ)
 このようにして、洗礼ヨハネの妹が、神様に準備されて生まれられたイエス様の相対者(エバ)でした。しかし、イエス様は洗礼ヨハネの不信によって、そのエバ(妹)と結婚式を挙げることはできませんでしたが、その後、失った三弟子、12弟子の基台を取り戻され、その基台の上で真の母となる女性と「約婚式」を行うところまで、一旦は勝利されました。しかし、再び弟子の基台が崩れることで、聖婚式を挙げることができなかったのです。
 「イエス様は約婚式を行っただけで、結婚式ができませんでした。ですから2000年間、新郎新婦(独生子と独生女)が再び会う時まで、歴史過程においてすべての男女が結婚を成すことができず、愛に飢え、嘆く群れとなってきたのです。(キリスト教の歴史には)そのような、未婚の青年男女がいるのです。これらを全部、真の父母が収拾するのです」(「ファミリー」1991年12月号、33ページ)
 イエス様は「約婚式」までされましたが、弟子の基台が崩れ、新婦を立てることができませんでした。真のお父様は「蘇生期は既成家庭の立場であり、長成はイエス様の約婚時代圏だよ」(1971.9.18)と語っておられますが、新約時代は「約婚時代圏」で終わってしまったのです。
 「再臨主はイエス様が果たせなかった神様の復帰摂理の根本を完成するためにこられます。……彼は既にイエスの時まで神側が勝利した根本摂理の土台の上に臨在されます。すなわち、イエス様が大人になられる時までの勝利的な基盤の上に真っすぐ立たれて、彼が果たせなかった新婦を探し、真の父母になられ、万民を救ってくださるのです」(『祝福家庭と理想天国(1)』41~42ページ)

(4)再臨主のために準備された「新婦」
 再臨主は、イエス様が果たせなかった「新婦」を探し立てなければなりません。イエス様の時と同様に、神様はお父様のために「真の母」となられる相対者(エバ)を準備しておられました。
 
 真のお母様(韓鶴子夫人)の祖母・趙元模ハルモニは、真のお父様と同じ故郷の定州の出身です。しかも定州には、趙漢俊氏にまつわる有名な逸話が伝えられています。
 中国の使臣が韓国へ来ようとすれば、定州の撻來川を渡らなければなりませんが、当時、橋がなかったために、趙漢俊氏という人が私財を投げ打って立派な石橋を架けました。しかし、わずかに残った銅銭三文でわらじを作ったところ、夜の夢で「漢俊よ、お前の功労は大きい。そこで、お前の家門に天子を送ろうとしたが、銅銭三文が天に引っ掛かったので姫を送ろう」という啓示があったといいます。その功労の多い趙漢俊氏の子孫が、真のお母様(韓鶴子夫人)です。
 また、真のお父様の家系には、「趙家の過ちを繰り返すな」という家訓が伝えられており、徹底的に「為に生きる」家系であったといいます。同じ定州出身の文家と趙家のなかに、このような逸話や家訓があることを考察すると、真のお父様の家系と真のお母様の家系には深い繋がりがあることが窺えます。そのような意味で、まさにアダムのあばら骨からエバが造られ、イエス様の近しいところに新婦が準備されたように、真のお父様の場合も近しいところに神様は新婦を準備しておられたということが言えます。
 ところで、イエス様の誕生と洗礼ヨハネの妹の誕生の背景には、聖母マリヤとエリサベツの絶対信仰があったように、真のお父様(メシヤ)の誕生の背景、およびその「新婦」が準備される背景にも、絶対信仰を立てる「復帰された母」の母子協助がなければなりません。
 真のお母様(韓鶴子夫人)も、「趙元模おばあさんと洪順愛大母様は、再び来られる主を迎えるための準備と信仰で生涯一貫した生活を送られました。世の中と妥協されず、安逸な家庭環境の中で型にはまった信仰をすることなく、24時間をすべて天の前に奉仕し、主を迎えるための準備に限りない精誠を尽くされました」(『真の御父母様の生涯路程⑩』51ページ)とあるように、再臨主を迎えるために祖母、母の2代にわたって信仰を立てた女性がその背景におられたのです。
 また、さらに「復帰された母」の役割を果たされた崔元福女史がおられます。真のお父様は、「聖酒式は、堕落した行程と反対の方向にもって行かなければならない。堕落は天使長を通し、エバを通したのだから、復帰は、天的天使長の立場に立つ金協会長から始まる。生まれ変わるには、自分が母の懐に帰ったというような、復帰された母がいなければならない。それが崔元福先生である。……母は、堕落から復帰された母、堕落しない立場の母、そういうような二人の腹の中に再び元返しするような条件を立て……愛を中心にして復帰しなければならない」(1970.10.10)と語っておられますが、崔元福女史が「復帰された母」の使命を担い、再臨主と真の母に対して善なる協助をしておられたのです。

(5)メシヤの前の「真の母」の立場を、原理の「原罪」の定義に当てはめると
 「無原罪」で誕生されたアダム(メシヤ)の前に、「新婦」としての使命を果たすために予定されて生まれられた女性には、果たして「原罪」はあるのでしょうか、ないのでしょうか。
 当然、メシヤの前に準備された新婦が現れるには、前述したように、真のお父様が、聖母マリヤの使命に対し、「主管性転倒問題は、エバが行ったことなので、女性が責任をもたなければなりません。それゆえに、マリヤが天使長も復帰してあげるべきであり、アダムも復帰してあげるべきであり、エバも堕落前のエバに復帰しなければなりません。マリヤが、このすべてを復帰しなければなりません。ですから女性は、主管性を転倒しなければなりません」(八大教材・教本『天聖經』2147ページ)と語っておられるように、その背景に「アダムを堕落させた罪」を清算する蕩減条件を立てた女性がいなければなりません。
 その女性が、真のお父様と同じ定州出身であり、新イエス教の李浩彬牧師の主礼によって結婚をし、真のお母様を誕生させた洪順愛大母様です。そして、お父様と同じ1月6日(陰暦)にお母様が誕生されました。主の花嫁となる女性について、お父様は次のように語っておられます。
 「再臨主は何をしに来られるのでしょうか? 再臨時代は完成基準の時代なので、再臨主は人類の母を捜しに来られるのです。すなわち、新婦を捜しに来られるのです。新郎であられる主がこの地上で捜される新婦は、堕落圏内で探す新婦ではありません。堕落しない純粋な血統を持って誕生した方を捜すのです。それならば、そのような新婦、すなわちその母はどのような基台の上で生まれねばならないのでしょうか? 堕落した世界のアベル的な母の基台の上で生まれねばならないのです」(1970.10.19)
 冒頭で述べたように、『原理講論』には、人間始祖の犯した「霊的堕落」と「肉的堕落」の〝両方の罪〟を指して「原罪」というと定義されています。この「原罪」の定義に当てはめてみると、真のお母様になるように予定されて生まれられた女性は、長成期完成級における、エバの犯した「霊的堕落のみ」の問題が問われており、「霊的堕落のみの時の救済摂理」を担当する女性であるがゆえに、お母様は「無原罪である」と言えるのです。その理由は、「無原罪」のアダムが出現しておられるがゆえに、「肉的堕落」の問題については、「復帰された母」の使命を果たす女性たち、および三人の天使長(「メシヤのための基台」を準備する洗礼ヨハネをはじめとする三弟子)が立っておれば、アダムは「無原罪」であるために、そのエデンの園は既に「肉的堕落の罪」は清算された圏内にあることから、そこでは「肉的堕落の罪」は問われていないからです。
 したがって、無原罪のアダム(メシヤ)の前に、真の母として予定されて生まれてきた女性には、人間始祖が犯した「霊的堕落」プラス「肉的堕落」の両方の堕落によって生じた罪である「原罪」は問われていないので、「原罪はない」と言えるのです。
 実は、真のお母様が「血統転換、私は母胎からなのです」と語っておられたのは、そのような使命をもった女性として、特別に神様によって予定されて生まれて来られた事実に対して、そのように述べておられたのだと理解することができます。つまり、母胎にいるときから、既にそのように選ばれて生まれて来られたということです。
 したがって、真のお母様の語っておられることは、原理的に見て正しい内容です。なぜなら、「霊的堕落」と「肉的堕落」の両方の堕落によって生じた罪を指して「原罪」と言うと定義している『原理講論』と照らし合わせると、「原罪はない」ということが言えるからです。
 また、真のお母様も、次のように語っておられます。
 「イエス・キリストを誕生させるまで、どれほど大変でしたか? 独り子イエス・キリストです。それならば、創造(の時)がそうではない(注:アダムだけを造ったのではない)のに、独り子だけを誕生させるでしょうか? 独り娘(独生女)の位置があったという話です。それゆえ……独り娘は2000年前、独り子が誕生したその位置にいたので、(独り娘が)サタンとは関係ない位置で出生したのです」(2015.3.11)
 2000年前、独り子イエス様のために〝新婦となる女性〟(独生女)が準備されており、ゆえにイエス様は〝約婚基準〟まで勝利されました。現代においても、再臨主のために神様は〝新婦となる女性〟(独生女)を準備しておられたのです。
 その女性は、無原罪のメシヤの前に「霊的堕落のみの時の救済摂理」を担当していく使命を担う女性として生まれて来られたために、1960年の「聖婚式」以降、長成期完成級を越えて完成期の7年路程を通過するなかで、苦難の路程を歩まれました。
 繰り返しになりますが、そのような「真の母」が現れるためには、「復帰された母」の立場で協助する信仰の女性たち(金慶継忠母様、趙元模女史、洪順愛大母様等)が必要です。それらの女性は「アダムを堕落させた罪」を蕩減する女性としての使命を果たし、母子協助をしなければなりません。
 そうやって準備されて現れた「新婦」は、長成期完成級において、エデンの園でエバが犯した罪を蕩減していくための7年路程という「苦難の道」を歩んでいくようになります。
 したがって、その女性には、原罪こそありませんが、「霊的堕落のみの時の救済摂理」(注:①神様の愛を裏切った罪、②婚約者であるアダムを裏切った罪、③天使長に逆主管された罪)を清算していく蕩減問題が問われており、そのための道を歩まれたのです。
 真のお父様は、「1960年が、いったいどの基準であったか? 堕落したアダム、エバの立場、長成期完成級の基準である。長成期完成級基準を中心として完成圏まで上がるには、七段階の7年の期間が必要である。それが第一次7年路程であるというんだね。完成基準に立ち入る時は神の直接主管圏に入る」(『祝福家庭と理想天国(Ⅱ)』28ページ)と語られ、また、「アダムが責任を果たすことができなかったために堕落したので、その責任を完成した基準に立つには、エバを堕落圏から復帰して再創造し、善の娘として立ったという基準に立てなければなりません」(『真の父母の絶対価値と氏族メシヤの道』38ページ)等々と語っておられます。
 この御言は、「アダムが責任を果たすことができなかったために堕落した」とあるように、肉的堕落においてエバの誘惑に対し、正しく主管できなかったアダムの責任を果たして蕩減しなければならず、そのためアダムは、新婦が「真の母」として勝利するように導き、主管しなければなりません。同時に「新婦」もまた、勝利した「善の娘」として立ったと言えるよう新婦としての責任を果たし、勝利した「真の母」となっていかなければならないということを意味します。
 したがって、人類の「真の母」として予定されて生まれる女性は、原罪こそありませんが、「霊的堕落のみの時の救済摂理」を担当する女性として、エバが「霊的堕落」をすることで天使長圏に奪われた立場を蕩減していかなければならない使命を担っておられるのです。

(6)今、地上界においては「真の母」を中心に一体化すべきとき
 2014年7月1日、真のお母様が語られた「血統転換、私は母胎からなのです」の御言に対して、お母様は「無原罪」でお生まれになったと確信し、それを支持する人々がいれば、他方、それは原理的におかしいと言って批判する人もいます。しかし、『原理講論』の「原罪」の定義に当てはめると、真のお母様は原理的に正しいことを語っておられたことが分かります。
 ちなみに、1999年6月14日の「真の父母様天宙勝利祝賀宣布式」において、真のお父様は、真のお母様に「表彰牌」を授与されましたが、その牌には「貴下は……人類の真なる母の使命をもってこの地上に来られました。天のみ記憶される中、蕩減復帰の苦難の路程を、絶対信仰、絶対愛、絶対服従で勝利し、永遠なる伝統を立てられました」と記されています。
 その表彰牌を渡される時、真のお父様は「人類の母という人は、堕落した世界のすべてのことを引き継いで完成させなければならない責任があるので、堕落した世界の女性たちのすべてを背負い……アダムの前に、完成した女性として……地上天上天国を開門できるすべての蕩減の主役を果たしました」と語られました。
 これらの御言によって、真のお母様は「真の母」の使命をもって地上に生まれられたこと(無原罪)。それと同時に、人間始祖エバの立場を蕩減復帰する「特別使命」(霊的堕落のみの時の救済摂理)を果たされ、人類の「真の母」として勝利された事実を理解することができます。
 私たちは今、「ビジョン2020」の勝利を目指して、霊界におられる「真のお父様」とその相対圏に立って歩んでおられる「真のお母様」を中心に一体化して歩むべきときです。
― 以上 ―

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